GC/MS分析(ガスクロマトグラフ/質量分析)

GC/MS分析(ガスクロマトグラフ/質量分析)
ー Gas Chromatography / Mass spectrometry ー

原理

GC/MS装置は、GC(ガスクロマトグラフィー)とMS(質量分析装置)を結合した装置です。
GCで試料が各試料成分に分離され、分離された試料をイオン化し、イオン化された試料分子およびその分子の断片イオンを、磁場型もしくは四重極型の装置により、質量/電荷数の大きさに応じて分離し、得られた質量スペクトルピークの位置から定性分析を、強度から定量分析を行います。

特徴

・分子量の正確な決定や同定ができます。
・揮発性の有機化合物や気体試料の定性・定量分析が可能です。

GC/MS-ALS(オートリキッドサンプラー)法

機器写真

弊社所有のGC/MS-ALS分析装置

液体試料を直接カラム内に注入し、注入した全量を分析する方式のため、沸点差によるディスクリミネーション※がなく、低沸点から高沸点まで広範囲の試料に適用できます。また、高温の気化室に注入する方法と違って、試料はカラム温度以上に加熱されることがないので、熱的に不安定な物質の分析にも適しています。

※マイクロシリンジでGCに試料を注入する際に、シリンジで吸い上げた試料の成分組成とカラムに導入され検出された成分組成が異なること。

分析事例( 切削油の分析 )

切削油をヘキサンにて希釈後、分析を行いました。

分析結果

切削油は、デカン酸2-エチルヘキシルとシュウ酸デシル2-エチルヘキシルが主成分のガスであることがわかりました。